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手に優しい&指先の感覚がわかる!抗がん剤治療中におすすめのゴム手袋

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抗がん剤治療ををすると副作用で皮膚が弱くなります。肌がとても敏感になったり自分の常在菌にやられて指先に水ぶくれができることもある中で、ご飯を作るのはとても辛い作業ですよね。いっそのこと入院してしまいたいと思うぐらい。
出血してしまった手からの感染リスクを下げることと手の保護という2つの目的で家庭用手袋を使用することにしました。手袋は10種類以上試した中で、抗がん剤治療中でも安心して使えたおすすめ品をご紹介します。

手荒れと対策

みなさまは、手荒れに苦しんでいませんか?

抗がん剤治療の副作用によって体を菌から守ってくれる白血球が少なくなるため、感染に気を付けなければなりません。
これによって、手を石けんで洗う回数がかなり増えました。そして、アルコール除菌回数も半端なく増えました。

  • 外出後(病院以外は外出できませんでしたが)の手洗いの後
  • トイレ後の手洗いの後
  • 食事の準備をするとき
  • 食器など食事関係のものを触るとき
  • ご飯を食べる前

潔癖症!?
ここまでしなくても大丈夫かもしれませんが、私は免疫力が極端に下がるという症状がでてしまいました。
白血球のうち好中球が100台まで激減するという珍しい副作用であり、主治医も慎重になっていたほどです。

「熱が37.5℃以上出たら即入院。かなり危険な状態です。」

と言われていたために過敏になっていました。

するとどうなるか・・・

ご想像の通り。
なんとしてでも感染をくいとどめなければと思い、どんどん手を洗う回数やアルコール除菌回数も増えて、手荒れと乾燥がひどくなる一方で、アカギレのように出血することもありました。

皮膚科で処方してもらえるハンドクリームや、全身用で使用しているボディローションを頻繁に塗ることで、傷口は一時的に消えますが、家事を続けることで再び新しい傷口ができての繰り返しでした。

怪我した手で作った料理を食べると黄色ブドウ球菌に感染することがあると聞いたことがあるため、食材を直接傷付いた手で触らない方が良いだろうということで、手袋の着用を開始しました。

手袋の種類と特徴

手袋は、素材やタイプが複数パターンあります。用途により使い分けることが好ましいです。

手袋の素材別の主な特徴

  • 天然ゴム製手袋・・・低温下でも柔軟で手になじみやすく引き裂きに強いが、油、溶剤や光に弱い。
  • ビニール製手袋・・・油、薬品に強く変質や劣化を起こしにくいが、熱(60℃まで)や引き裂きに弱い。
  • ニトリル製手袋・・・油、薬品、突き刺しに強いが、柔軟性に欠ける。
  • ポリエチレン製手袋・・・薄手で軽く酸やアルカリに強いが、やや熱に弱い。
  • ポリウレタン製手袋・・・溶剤や摩耗に強く弾力がありにおいも少ないが、酸やアルカリに弱い。

食材を扱うならと思い、清潔という観点から使い捨てのポリエチレン製手袋を購入しましたが、水を流しながらの作業は、袖口から水が入ってきて使いにくいため用途が限られました。

そこで、家庭用手袋を色々と試すことになりました。
使い捨てのポリエチレン手袋と比較すると、ゴム手袋は水作業が行いやすいです。しかし、袖が短めのものは水が入ってきたり、長いものはうまく固定できなかったりで苦戦していました。

袖が長いものはゴムで縛って固定すれば良い!

そう思い、しばらく袖口をゴムで縛って使用していたのですが、食事療法を行なっていたために長時間ゴム手袋を着用していたため、ゴムで締め付けることで腕に跡がつくようになりました。

私は卵巣がんだったため腕の締め付けを極端に気にするわけではなく跡がついてしまうな。と思っていた程度でしたが、母は乳がんで脇の部分のリンパ節を切除したことにより、手のリンパ浮腫に注意をしなければならなかったため、腕をゴムで縛るということはできるだけ避けなければなりませんでした。

理想的な手袋

袖口がずり落ちてこない&腕をしめつけない手袋

10種類以上の手袋を試した結果、ついに理想の手袋に出会えました!

乳がんなどで脇のリンパ節を切除した方には、特にオススメですので、お探しの方はぜひお試しください。

抗がん剤治療中におすすめの手袋

まず、目的としては調理用で使用したかったため、食品衛生法適合の手袋を選びました。

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女性の手を考えた手袋

理想の手袋とは、ダンロップホームプロダクツの「プリティーネ」です。

この商品は、ギャザー仕様で袖口が絞ってあるため下にずれ落ちてくることがありません。ゴムで絞るほどのキツさがないため、腕が締め付けられることがなく、リンパ浮腫を気にせず使えることが嬉しいです。

最初にはめたとき、とても感動しました!

そして、もう一つ嬉しいことが。

指先の感覚が、他のゴム手袋と比較してわかりやすいです。

食器を洗ったり、掃除などでは指先の感覚をこれほどまでに重視することはありませんが、調理の際にはその感覚がものすごく重要です。

商品に記載がある通り、「指先ぴったりフィット」は着用して納得しました。

また、里芋など素手でつかんで包丁で皮をむくのが難しいと感じる野菜までも、この手袋着用の方がうまくいき、想像以上の使い心地にとても満足しています。

指先がそんなにぴったりフィットしていたら、着脱が難しいのでは?

確かに、着脱しにくいという方もいらっしゃるかもしれません。
サイズは他のゴム手袋と比較すると少し小さいように感じますので、場合によってはいつもよりもワンサイズ大きいものを購入しても良いかもしれません。
着脱については、私も難しいのかもしれないなとは覚悟していましたが、サイズがあっていたためか意外にもあっさり着脱できて驚きました。

これこそまさに愛用品です!
いくつ購入したことでしょう。

ただ、産業経済省から気になる情報↓が……
天然ゴム製品の使用によるラテックスアレルギーに対する注意喚起を行います

ラテックスアレルギーは、ゴム製品を使い続けることで発症してしまう可能性があるようですので、着用時間は極力減らしたいです。
とはいえ、家事の時間を割くことは難しいので限界がありますので、良い方法はないかな〜?

ということで、このラテックスアレルギーを解決できそうな別の種類の手袋をご紹介したいと思います。

低アレルゲンのゴム手袋

そこで気になるのが、ダンロップホームプロダクツの他の「リッチネ」という商品です。

なんとラテックスアレルギー問題点を解決してくれる!

SeLatex」という独自のゴムを採用しているとのことで、メリットはこちら。

  • 低アレルゲン
  • 柔軟性が高く、より手にフィット
  • よく伸びて破れにくい
SeLatexの低アレルゲンとは?
アレルギーの原因の一つであるタンパク質を酵素で分解してほとんど除去している。

そして、先ほど書きましたが、
「いくつ購入したことでしょう」
時々破ってしまうのです。
使いすぎてるから破れるのも当然だとは思うのですが、より破れにくいというのは魅力的です。

まだリッチネは購入したことがありませんが、今とても気になる商品ですので、ラテックスアレルギーの予防も兼ねて購入することを検討しています!

ちなみに、使用後の手袋をどのように取り扱っているかというと(正しいか正しくないかはわかりませんが、感染予防という観点で)。

手袋をはめたまま食器用洗剤で手を洗うように手袋をあらう
→洗濯バサミで片方ずつ挟んで干す

といった感じです。キッチンに生活感が漂って残念な感じになってしまいますが、清潔に保つために仕方ないかなぁ〜。

手袋を重ねて使用する

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抗がん剤治療の副作用中、異常なほどに皮膚が敏感になることがありました。

  • ラテックスアレルギーになっていない時期でも、ゴム手袋の材質が肌に合わなくなる。
  • 普段ならば使いやすくて嬉しいフィット感が、手に異常なほどの痒みを生じさせる。
  • 指先にできた水ぶくれや爪のはがれかけた部分が手袋の指先の先端に触れて痛い。

上記のような時は、手袋を二重ではめて対策をしていました。

手袋の下ばき(インナー)としておすすめの商品はこちらです。

ショーワグローブ株式会社の「No.830 下ばき手袋

この下ばき手袋は100%綿であるため、吸湿性に優れています。肌が敏感になっている時は、特に汗から痒みが生じることがありますが、ムレることもなく快適に使用できています。
また、縫い目が肌に触れることから痒みが大きくなりますが、この下ばき手袋は網目が細かい上に縫い目がないため、手がチクチクする痛みにおそわれることがありません。軍手よりも薄手で、質感が柔らかいニットの服を手にまとっているような感覚です。

ハンドクリームを塗って、この下ばき手袋の上に使い捨てのポリエチレン製手袋をつけて家事をすると、保湿効果もあるため、手荒れにお困りの際はぜひお試しください!


まとめ

ゴム手袋は必需品です。アレルギーに気を付けつつ、自分に最適なものを見つけて少しでも快適に過ごせると良いですね。抗がん剤治療中に安心して使用できていた別の商品もご紹介しています。同じようにお悩みの方のご参考になれば幸いです。

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