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ホットフラッシュって何?更年期障害の症状と上手な付き合い方

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heat

更年期の女性の悩みの一つに更年期障害というものがあります。その中でも、私が特に悩まされているのがホットフラッシュ。毎回激しいホットフラッシュにどのような対策をしているのかをまとめました。

卵巣切除と更年期障害

31歳で卵巣がんに なり、卵巣を切除しました。

病気発覚の流れなどについては、以下のプロフィールに記載がございます。

30代前半ならばまだまだ女性ホルモンがたくさん出ていてもおかしくない時期に、ある日突然卵巣を切除してホルモンバランスが一気に崩れました。

体の中ではこんな↓やりとりがなされているそうなのです。

「女性ホルモンを出して!」

卵巣「女性ホルモン出せないよ。」

これで体が混乱するとのこと。

いわゆる「更年期障害」というものをたったの6時間(の手術)で患うようになってしまったのです。

一般的には、閉経前の5年間と閉経後の5年間を更年期と呼ぶそうです。

「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいいます。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。

出所:
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=14

更年期障害には以下のようなものがあるそうです。

  • ホットフラッシュ
  • ほてり
  • のぼせ
  • 発汗
  • めまい
  • 動悸
  • 胸の締め付け感
  • 頭痛や体各部位の痛み
  • 冷え
  • 不眠
  • 情緒不安定
  • イライラ
  • 意欲や気分の落ち込み

この中でも、私が頻繁に体に現れる変化として最も辛い症状は、「ホットフラッシュ」です。

ホットフラッシュの症状

hot flash

どんな感覚になるのか

読んで字のごとく、急激な発汗があります。上半身(特に首から上)が急に火照って大量の汗が出て、顔も真っ赤になります。

真冬の走行中の車の窓を開けても全然寒くない(むしろそれでも暑い)レベルの暑さになります。

温泉好きの方なら想像がつくかもしれませんが、サウナで十分に体が温まって「もう限界、外に出よう!」となる状態が一瞬で始まり、そのままサウナの中に数分間入り続けているような感覚になります。

ヤバイヤバイ(汗)

暑い、息苦しい(汗)

のような感じです。

ホットフラッシュの頻度

  • 時間・・・1回につき2〜5分ぐらい
  • 回数・・・1日につき10〜20回ぐらい

その時の体温の変化としては、偶然検温していた時に発汗の前後で0.5度の差を確認したことがありました。

血管が膨張するらしく、動悸や息切れも伴いうまく息ができない状況に陥ることもあります。

私のホットフラッシュの症状をまとめると以下のようになります。

具体的な症状

  • 動悸
  • 息切れ
  • 手足の痺れ増加
  • 急かつ大量の発汗
  • 2〜5分
  • 短時間に断続的な発汗
  • 発汗後の激しい体力消費

● 短時間に断続的な発汗について


これに関しては、ホットフラッシュの症状として表記があるものが見つからないのですが、体験として感じていることです。

急に体中(特に上半身)が暑くなって発汗を始めたと思うと、連続的ではなく断続的に汗が噴き出すような感覚に陥ります。

例えていうと、クシャミが連続で出るときの感覚に似ています。

「出そう、出そう、ハクション!出た。またクシャミ出そう、出そう、ハクション!また……」

という感じで、体から汗がドバッ!と吹き出したと思うと、その瞬間は落ち着いたようにも感じるのですが、その数秒後からまたウーッ!と苦しくなってきて、暑い、ヤバイヤバイ汗出る、でもまだ出なくて体が何かを振り絞ろうとしてる!

なぜか、とてつもなく体が汗を出そうとしている感覚がわかったりもします。(これで体力消耗するような感覚があります。)

それでまたドバッと発汗して、その瞬間は一瞬おさまるけれどもそのあとは……

の繰り返しです。

この感覚は、なってみないとよくわからないと思いますが、もしかすると同じように感じている方がいらっしゃるのかなと思います。

ホットフラッシュの対策

自宅での対策

自宅にいる時は、扇風機を使用すると楽に過ごせます。

扇風機については、これまで使用していた用途と別に、ホットフラッシュの対策として購入した扇風機がとても気に入っています。

どの商品かについては、以下の記事に詳細がございます。

また、寝ている時も大量に汗をかくため、枕カバーの代わりにタオルを使用して頻繁に洗うようにしています。

治療中は抗がん剤治療の薬の影響なのか何なのか、黄色くて油っぽい汗が出ていました。

そしてタオルが黄ばんでいったため、白いタオルが汚れ具合がわかって良いと思い、治療中は白っぽいタオルを枕カバーの代わりに使用していました。

洗剤も体に優しいものを使っていたため、汚れが落ちにくかった可能性もあります。

※余談ですが、毎日頻繁に交換するマスクでさえも黄ばんでいました。顔をティッシュなどで拭くと、ティッシュに油っぽい黄ばみがついていました。不思議……。

外出時の対策

外出中は、扇子を持ち歩いています
季節問わず、どんなに寒い時でも急に暑くなりますので、真冬でも扇子は持ち歩くようにしています。
電車の中など公共の場では、人に風が当たってしまわないように気をつけなければですね!

加えて、ハンカチハンドタオルは必須です。

さらに、大量の発汗があった場合でも状況により仰げない場合もあると思います。

その時は、汗が冷えて下着がびしょびしょに濡れてしまい、汗臭くないか気になったり、気持ち悪かったり、体が冷えてしまうことになりかねません。

そのため、上半身用の下着の替えを1枚持ち歩き、着替えられるようになったタイミングで着替えるようにすると安心です。

まとめ

更年期障害の症状や重さは人それぞれですが、自分の体調とうまく付き合っていきながら乗り越えたいものですね。私も自分自身の体が早く慣れて症状が少しずつ治っていくことを祈るばかりです。

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