乳がんステージ4を克服した食事療法で卵巣がんも克服

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【がん治療】入院するなら大部屋と個室どっち?メリットとデメリット

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がんの治療は心身ともに辛い治療となるため、できるだけ理想の環境に身をおきたいものです。入院生活は、大部屋か個室かの2パターンで生活環境が大きく異なります。ここでは、両者のメリットとデメリットを考えていきたいと思います。

乳がんの入院期間

は乳がんステージ4でした。

化学療法を先に行い、がんの大きさが手術可能になるまで小さくなったら手術するという流れでした。
8回の抗がん剤治療を経て、手術ができるようになったため入院しました。

乳がんの入院期間は、がんがどこまで広がっているかによって異なっていました。

母の場合は、乳房切除術(全摘出)で腋窩(えきか)リンパ節はレベルⅢまで、大胸筋にも転移があるため一部切除でした。
※腋窩リンパ節はレベルⅠ〜Ⅲまであり、Ⅰが乳房に近く、数字が大きくなるほど乳房から離れたところにあります。

この手術の入院期間は3週間でした。

卵巣がんの入院期間

は、卵巣がんステージ2bでした。

通常、卵巣の腫瘍は良性と悪性の区別を手術前に検査で行うことは難しく、手術の病理検査で確定するそうですが、私の場合は子宮にがんが転移していることが確認されたため、卵巣の腫瘍はがんであることが手術前からわかっており、手術後に抗がん剤治療を受けることが決まっていました。

病院により異なるかもしれませんが、治療を受けた病院では、手術から抗がん剤治療の1サイクル目までを入院中に行い、副作用による白血球減少が上昇に転じた時点で退院が決定するという流れになっていました。

この一連の流れで、入院期間は約1ヶ月となります。結構長い期間ですね。

ただでさえ自由がきかない入院生活や自分の病気に対する恐怖心や不安感でストレスがたまりやすくなると思いますので、その中でもできるだけ良い環境に身を置きたいと思っていました。

私は個室を希望していました。

理由は、母が乳がんの抗がん剤治療をしていたときに感染で発熱してしまい結構大変な状態になったことを知っていたため、同じように感染してしまうことを恐れて一人の方が安全だなと思っていたからです。

しかし、個室の数が少なく順番待ちでした。
結局自分の順番が回ってくることはなく、大部屋で1ヶ月以上入院をすることになってしまいました。

ところが、最終的には大部屋の方が絶対に良いと思えるようになっていました。
なぜ大部屋が良いと思ったのかについては、この後のメリット&デメリットでお話しします。

各部屋のメリットとデメリット

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個室といっても、以下のように様々な種類のお部屋タイプがあるようです。

  • トイレなし、お風呂なし
  • トイレあり、お風呂なし
  • トイレあり、お風呂あり
  • 高級感ただよう特別個室

お部屋のグレードにあわせて料金は異なります。

入院の費用についても他の治療費と同じように、高額医療費控除や確定申告での医療費控除で申請できるものもありますが、個室にするための追加料金は対象外になるそうですので、注意が必要です

1ヶ月以上も入院していたら追加料金がすごくかさみますよね。
よく考えたら私も個室じゃなくてよかったー(汗)

実は、これだけではない大部屋のメリットがすごいのです!!

大部屋のメリット

大部屋のメリットは、裏を返せば個室(1人部屋)でのデメリットとなります。
同じことを重複して記載するようですが、わかりやすくするためにどちらも書いているため、片方でわかる方は両者のメリットのみご覧いただければ幸いです。

大部屋のメリット

  • 安い
  • 患者同士で情報交換がしやすい
  • 同室の人数分の情報を得られる
  • 困った時など、看護師に声をかけやすい
  • 自分だけが苦しいわけじゃないと思える
  • お喋りで不安をまぎらわすことができる
  • それなりに賑やかで退屈しのぎになる

安いのはもちろんのこと、情報交換をしやすいというのが最大のメリットでした。

特に、初めて抗がん剤治療を受けるときは心配や不安がつきません。
抗がん剤治療を通院で受ける方もいれば、毎回入院で受ける方もいます。入院で受ける方は慣れもあったり、ノウハウもたくさんお持ちです。
こうしたら良いよ、この薬は自分にはこんな症状が出てるよ、こういう症状が出やすいけど大丈夫大丈夫!などアドバイスをくださる方もたくさんいらっしゃいました

具体的には、以下の通りです。

「私ちゃん、お酒飲める?私はお酒だめだから、この薬は本当に無理。点滴の後にドキドキが続いて顔も真っ赤になって翌日まで大変。」
※卵巣がんのTC療法で使用するパクリタキセルにはアルコールが含まれます。

「治療から3日ぐらい経つよね、私ちゃんは痺れ出てる?一緒、みんな一緒ね、笑。私は指先もう全く感覚ないのよー。これはね、仕方ない!」

こんな感じでお喋りしていると、辛いのは自分だけじゃない。目に見えてないだけで、みんな自分と戦っていてすごく頑張ってる、私も頑張らなくちゃ!と励ましてもらったり勇気をもらえてとても心強いと感じていました。

また、入院中は、仕事をするわけでもなく、家事をするわけでもなく、時間がなかなか過ぎません。
熱を計る回数がやたらと増えました(笑)

そのわりに、体が思うように動いてくれなかったりきつかったりするので、横になって大半の時間を過ごすことになります

  • テレビを観よう・・・ずっと同じ横向きで姿勢で体が痛くなってくる、イヤホン装着で耳も痛くなってくる
  • ネットサーフィンをしよう・・・目が疲れてくる、手が疲れてくる
  • 本を読もう・・・ずっと仰向けで体がきつくなってくる、本が重くて手が痛くなってくる

そんな時に、同室の方と横になった状態でカーテン越しにお喋りできたりするのはわりと楽しいし、良い退屈しのぎにもなりました。

お喋りの場はお部屋の中だけではありませんので、個室に入院していても自分次第でコミュニケーションはとれます!
私は開腹手術後のリハビリでなるべく廊下を歩こうとしていたため、廊下を歩いている時にも「よく会いますね〜」なんて会話する人が少しずつ増えていき、「どう?大丈夫?頑張ってね!頑張りましょうね!」なんて、よく入院中はいろんな患者さんと声を掛け合っていたなぁ〜。と思います。

がんになる前に2週間ぐらい別の病気で入院したことがありましたが、その時は患者さん同士でのコミュニケーションはほとんどありませんでした。

「がん」という生死の境界線にいる病気での入院というのは人を結びつけるのでしょうか?

とても辛い状況を生き抜く努力をしている同じ境遇にある人たちの中で、みんなの"生きたい"という共通意識というか、仲間意識のようなものが生まれているような気がしていました。

また、患者同士で先生や看護師さんのことについて話したりもしています。
先生の情報や、話す内容が的確か、誰が優しいか、誰が採血が上手か、誰がルート取り(点滴のために血管に針を刺すこと)がうまいかなどなど……

この情報は直接病院の関係者の方に聞くことは難しいと思いますが、お部屋の中ではこんな話も繰り広げられたりしています。

そして、大部屋は個々がカーテンで仕切られているため、他の患者さんと先生や看護師さんの会話の内容は丸聞こえです。(もちろん自分の声も)
自分では気付かなかったポイントや、それ聞きたかったけどちょっとためらっていたという質問を同室の方がしている時には思わず耳を済ましてしまいます。

これらのことを踏まえると、個室と比較して大部屋の方が圧倒的に情報量が多いです。

さらに、個室よりも看護師さんがお部屋に入ってくる回数も多くなるため、困っていることや気になることがある時に声をかけやすいです。
ナースコールを呼ぶほどでもないかもしれないけど、困っているから早く伝えないとと思うことが時々発生します。そんな時、自分以外の患者さんの用事で来た看護師さんに終わったら声をかけることができます。

そして、わりと長い期間入院することになると、人とコミュニケーションとる機会が個室と大部屋とでは大きく異なってくると思います。
おはようやおやすみなどのちょっとした挨拶から、体調どう?とか自分が辛い時に「こんな症状が出てきて怖い」などコミュニケーションをとりながら人に話すことで不安を紛らわせることもできるかもしれません。

価格や情報量の観点だけでなく、もともと人が好きで、コミュニケーションをとるのが好きという方は特に大部屋がオススメだと思います。

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個室(1人部屋)のメリット

個室(1人部屋)のメリット

  • 比較的自分のペースで生活しやすい
  • 物音やいびきで目が覚めない
  • テレビをイヤホン装着で聞かなくて良い
  • 電話をしやすい(可能性がある)
  • 面会の時、同室の方への配慮が必要ない
  • 他人に会話を聞かれることがない
  • 感染リスクが大部屋より低い

完全に自分一人の空間にこもることができるため、一匹オオカミみたいなタイプの方は性格的には個室が向いているでしょう。

また、大部屋の入り口は常にドアが開けられていましたが、一人部屋はドアが閉められていました。(病院により違うかもしれませんが)

大部屋は同室の方の物音やいびきだけでなく、廊下の音やトイレ付近のお部屋の場合は特にトイレの音、そして他のお部屋の大きな声やいびきまで聞こえてくることがあります。もともと爆睡できるタイプでなければ、寝てもまたすぐ目が覚めての繰り返しになってしまうかもしれないため、個室の方が睡眠は断然快適でしょう。

テレビや電話や面会や医師との話の時など誰かに声が聞こえるわけでもなく、同室の方への配慮が必要ないためとても楽です。それらに対するストレスも感じにくいでしょう。

そして、感染リスクを下げられるという点でも個室はかなり良いと言えると思います。同室の方は入院していて菌やウイルスに感染している可能性はそんなに高くないかもしれませんが、面会に来られる方は普通の生活を送っていると思うため、保持していない保証はありません。気を遣ってマスクを装着して面会に来る方もいれば、あまり気にならずに咳ばらいをしている方も中にはいらっしゃいました。
ですので、もし感染のことがすごく気になるようでしたら、自分が個室に入院するというのが一番確実なように思えます。

大部屋と個室(1人部屋)のデメリット

それぞれのメリットの逆です。一応記載しておきます。

大部屋のデメリット

  • 完全な1人の時間を作れない
  • 物音やいびきで目が覚める
  • テレビなど音が流れるものは必ずイヤホン装着
  • 電話ができない
  • 常に同室の方への配慮が必要
  • 同室の方へ会話が丸聞こえ
  • 感染リスクの可能性が上がる
個室(1人部屋)のデメリット

  • 高い
  • 病院内の情報が入りにくい
  • 自分と医師の会話以外からの情報が不足する
  • 看護師へ声をかけるタイミングが難しい
  • 苦しさや辛さとの戦いが孤独
  • 人とのコミュニケーションが極端に少ない
  • 静かすぎて時間がすぎない、退屈

まとめ

いかがでしたか。どちらに入院するか選択できる場合は、上記のようなメリット・デメリットを踏まえて考えてみると、少しでも快適に過ごせるようになるかもしれません。また、どちらの場合も100%思い通りになるわけではないため、どちらかのメリットを得られる分、必ずデメリットもついてくるけどこれは仕方ないものだと最初から諦めておくことで想定外のストレスをなるべく抱えないようにすることが肝心だと思います。

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