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【意外編】がん治療で入院する時の持ち物チェックリスト

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入院時に必要な物は病院からリストをもらうと思います。そのリストには書かれていないけれども、が実際に卵巣がんの摘出手術で入院している時に次から次へとあれがほしい、これがほしいという物が出てきました。この記事では、卵巣がんの手術で入院した時にあると便利だったというものをご紹介したいと思います。

意外な持ち物チェックリスト

  • クリアファイル、ファイル
  • ペン
  • メモ帳
  • うちわ
  • アルコール消毒ジェル
  • マスク
  • 綿棒
  • ハンガーとタオルの予備
  • 小さめのお財布
  • 爪切り
  • ハサミ、傷口用サージカルテープ
  • サイズが大きいショーツ(ブカブカぐらいでちょうど良いかも)
  • 電動シェーバー
  • ハンドクリームや保湿クリーム
  • 脱毛用の帽子やヘアキャップ
  • ヘアゴム※髪の毛が長い場合
  • 除光液※ネイルをしている場合
  • メジャー(脚の太さ測定用)

持ち物別あると便利な理由>

クリアファイル、ファイル
病院から書類を渡されることがあります。
血液検査の結果や、リンパ浮腫の説明や、同意書のコピーなどなど。
確認する時にも、持ち帰る時にもまとめておいた方が便利なので私はファイルに挟んでいきました。

ペン
同意書を書いたり、病院によってはご飯のメニューを選んだり、時々ペンが必要になるシーンがあります。また、抗がん剤治療の副作用は人それぞれですが、その人の1サイクルの流れは毎回同じようになるらしいので、1回目の抗がん剤副作用の症状を簡単にメモしておくと2回目以降の参考になるのでオススメです。都度ペンを病院で借りても良いかもしれませんが、最初から自分で持っていく方が気兼ねなく使えるので良いです。

メモ帳
ペンのところに書きましたが、抗がん剤治療1回目の症状を簡単にメモしておくとあとあと便利です。例えば、「治療の3日後のお昼から起き上がることができないためお風呂は2日の夜に必ず入っておく。」など。
少しきついぐらいでお風呂に入り損ねると、そのあと数日入れない日が待っていたりするため、タイミングを計る上で大切です。また、吐き気等で食べられなくなるものを1回目の治療時に書いておくことで、2回目以降の買い物や料理が後から無駄にならないことも良いです。

うちわ
卵巣をとることで更年期障害の症状が出ました。ホットフラッシュといって、急に身体中が熱くなって汗が噴き出してくるため、うちわがあるとかなり助かります
私は治療中、家では扇風機を使用していました。
入院時と通勤時だけはうちわでしたが、あまりにも仰ぎすぎて半年間で5つ壊してしまいました(汗)。

アルコール消毒ジェル
感染予防のため手洗いうがいを頻繁にしますが、白血球がどこまで下がっているかわからない段階で適度にアルコール消毒できると少し安心します。食事の際、手で食べるものがあった時(私の病院では果物のオレンジが頻繁に出てきました。これは手で食べるように切られていました。)に、副作用のひどい時はベッドからおりて手を洗うことが難しいものでした。特にアルコール消毒が役に立ったのはこういう時でした。

マスク
菌やウイルスの感染を避けるのはもちろんのこと、病院内の乾燥した空気で喉が痛くなることも防いでくれます。1日1回は必ず変えるようにするべきでしょうが、私は気にしすぎてしまい、トイレに行くたびに戻ってきたら新しいものに変えていました。
個別包装でずっと着用していても耳の裏が痛くならないマスクはこちら↓

綿棒
病院からもらった持ち物リストには記載がありませんでしたが、私は欲しくなり入院時に購入することになりました。特に初めて入るお風呂でいつもと感覚が違い耳に水が入ることもあります。入院期間と普段からの使用頻度を考えて予め準備しておくのも良いかもしれません。

ハンガーとタオルの予備
乾燥防止策です。病院では、感染予防のため換気がすごくされていたため、とにかく乾燥がひどかったです。何もしないと喉がやられたり、体の皮膚の乾燥がひどかったため、棚にハンガーをかけ、そこに水に濡らしたタオルをかけて乾燥対策していました。

小さめのお財布
貴重品を入れるボックスがありますが、とても小さかったため(病院によるでしょうが)、保険証と診察券と高額医療証明書など必要な物は折りたたみ財布や小銭入れ程度の小さいお財布に入れ替えて入院することをオススメします。
また、テレビと冷蔵庫を同一のカードで使用できる料金システムの場合、テレビカードが自動券売機で1,000円で売られていることがあり、千円札があった方が便利かもしれません。

爪切り
手術から抗がん剤までの1クールまで入院となると約1ヶ月の入院が必要になってきます。いつの間にか爪が伸びていることに気付くでしょう。定期的に爪を切ったり、爪が割れたり、何かで引っ掛けてしまった時に爪切りが必要になってくると思うので最初から準備をしている方が楽です。

ハサミ、傷口用サージカルテープ
手術の傷口がある程度回復してきたら、傷口のテープを自分で貼り替えなければならなくなります。テープとハサミは自分で準備しなければならなく、テープは元々持っていない方も多いと思うため病院の売店で購入しても良いかもしれませんが、ハサミをお持ちでしたらわざわざ買う必要はないので家から持参した方が出費を減らすことができます。

サイズが大きいショーツ(ブカブカぐらいでちょうど良いかも)
開腹手術後、一時的にお腹周りがふくらみました。むくんでいるというよりもパンパンに腫れているようなイメージです。
私の場合は、通常のサイズよりも2サイズ上げたものを購入して履いても跡がつくぐらい締め付けられたようになったため、大きめのショーツをお持ちの方は予め準備していると役に立つ可能性もあるかもしれません。

電動シェーバー
副作用で白血球値が下がると感染しないように気を付けなければなりません。皮膚を傷付けてしまうとそこから感染するリスクが高まるため、カミソリなどはできるだけ電動のものに変える方が良いです。病院でも売っているかもしれませんが、自分に合ったものを予め購入している方が良いでしょう。

ハンドクリームや保湿クリーム
病院内は感染予防のためによく換気されているため、特に乾燥します。
そこに加えて、アルコール消毒をしたり、私のようにエストロゲンがうまく作り出せなくなると余計に乾燥がひどくなる気がします。病院の売店で販売されているかもしれませんが、治療が始まり体を動かすことが辛い時に限って乾燥がいつも以上に気になり保湿クリームが欲しくなることがありますので、あらかじめ準備できていると安心です。

脱毛用の帽子やヘアキャップ
私が治療を受けた病院では、卵巣がんの手術を受けた後に抗がん剤1回目の投与をし、白血球が上がってきたことが確認できたら退院という流れでした。早くても抗がん剤治療10日目の退院で、上がるまでは入院を続けなければなりませんが、脱毛が2週間目あたりで始まるため、入院中に脱毛が始まることもあります。髪の毛が抜け始めると、その頭で人に会うことが恥ずかしくなってしまったりするので、脱毛が始まる前に準備できていると良いかもしれません。病院にも美容院やがん患者用の帽子などの商品を取り揃えたお店が入っているかもしれないため、お店の方に相談してみるのも良いかもしれません。

ヘアゴム※髪の毛が長い場合
手術室に入る時にあらかじめ髪の毛を結んでおくように言われました。手術中に専用の帽子を被りますが、その帽子の中に髪の毛を全て入れる必要があるため、髪の毛が長い方はヘアゴムを準備していることをオススメします。また、私はロングヘアであり、入院中に体調が悪くなり吐いてしまうことがありましたが、常にヘアゴムで結んでいたため髪の毛が邪魔になることがなく後処理も楽でした。

除光液※ネイルをしている場合
手術をする時にはネイルを落としておかなければならないため、ネイルは家で落としてから入院が良いかと思います。時間がうまく取れなかった場合は除光液を持参して入院するのも良いかもしれませんが、大部屋の場合、同室にはすでに抗がん剤治療中の患者さんもいらっしゃると思います。自分もいずれ同じ立場になるかもしれません。同室に入院中の吐き気で困っている方のことも考えて、においが漏れてしまうものはできるだけ使用を避けた方が良いと思うため、極力、ネイルは家で落としてから入院することをオススメします

メジャー(脚の太さ測定用)
卵巣がんでリンパ節を切除すると、リンパ浮腫を発症する可能性があります。リンパ浮腫の発症時期は様々で、早い人は手術直後に症状が現れてしまうそうです。リンパ浮腫の確認方法として、早めにできることは自分の脚のサイズをメジャーで記録してそこからどの程度変化があるかを確認していくという方法です。私は、手術直後から怪しげな症状がでいますので、早めにサイズを測りました。

まとめ

いかがでしたか。チェックリストになくても簡単に思いつくものから、実際に入院してみて初めて気付いたものまでを一覧にしました。家にあるものを持ち込めばムダな出費にならないものもあると思いますので、ぜひご参考までにこのリストをご活用ください。

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