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入院中にオススメのシューズは?抗菌・防臭加工&ワンランク上の履き心地

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shoes

入院中は「滑りにくい履物にする」これが鉄則です。転倒防止のためスリッパはダメだと言われます。ではどんな履物が良いのでしょうか?この記事では、私が1ヶ月以上入院生活を送る中で安心して履いていたシューズをご紹介します。

入院中に適した履物は?

病院からは入院の時に履物についてはこのように言われました。

  • 滑らない履物にしてください。
  • スリッパは避けてください。

靴でもサンダルでも良いですが、かかとが覆われている履物もしくはかかとに引っ掛ける紐やゴムがついている履物を準備しなければならないようです。

普段から履きなれたものがあればそれを使っても良いと思います。

入院の内容にもよると思いますが、私が入院していたフロアはがん患者さんばかりで、みなさん大きな手術をするため、脱ぎ履きしやすいサンダルを履いている方が多かったです。

クロックスを履いている方もいらっしゃいました。

私は足にフィットしているものの方が歩きやすく感じるため、入院中にはクロックスは履きませんでした。

履物選びのポイント

入院中の履物は以下のポイントで選びました。

入院中の履物選びのポイント

  1. 滑りにくい
  2. かかとに紐がある
  3. 脱ぎ履きしやすい
  4. 足にフィットする
  5. サイズ調整が可能
  6. 通気性が良い
  7. 抗菌・防臭加工済み
  8. 履き心地が良い

上記ポイントの1〜4までの理由は先に述べていますので、5〜7の理由についてお話ししたいと思います。
※8の「履き心地が良い」は、特にこれといった理由はありません。言葉そのままです。

サイズ調整が可能

病棟の空調は一元管理されています。

各病室でもある程度調整は可能ですが、廊下のエアコンの風が病室に流れ込んで想像以上に冷え込んだり、いくら管理されているとはいえ朝晩やお昼で温度差が大きいときもありました。

また、体調によっても暑く感じたり寒く感じる場合があったり、大部屋を選んだ場合は自分の好きな温度にすることは難しいので、着るもので調整します。そのため、裸足でも靴下を履いても違和感なく歩けるように、サイズを調整できる履物の方が使いやすいです。

さらに、足にリンパ浮腫の可能性がある場合は、しめつけられることを避けなければならないため、サイズ調整できるというのは大きなメリットです。

▼ご参考までに入院部屋選びの記事もあります。

通気性が良い、抗菌・防臭加工済み

特に、がん治療でリンパを切除して足のリンパ浮腫になるの可能性がある人は、水虫にならないように注意を受けます。

現代医学では、リンパ浮腫になってしまうと完治はできないと言われており、ちょっとした感染からでも発症のリスクがあるということから足を常に清潔に保たなければなりません。

入院中に靴を履いている時間はあまり長くはないのですが、リハビリで歩くときに頑張りすぎて汗が出たり、お風呂後すぐに靴を履いて病棟まで戻ってくる時に足がきちんと乾燥していないこともありますので、通気性が良く、抗菌対応であるに越したことはないと考えています。

これらの条件を満たす履物?それは……

パンジーのナースシューズです!
female nurse

がん治療の入院で履いていた履物

私は入院と決まり、迷わず家族に「パンジーナースシューズ買ってきて!」とお願いしました。

幸いにもパンジーの取り扱いがある実店舗を知っていて、すぐに欲しかったので他の物と一緒に届けてもらいました。

この記事を書きながら知ったのですが、ネットで買った方が安かったなんて(汗)。今後はネットで注文しようと思いました。

なぜ迷いもなくこの商品と店舗名が出てきたか?

それは、親子3代にわたり、この靴には大変お世話になっているからです。

ある時はオフィスシューズとして、ある時はゴミ出しや郵便物をとる程度に外に出るときの簡単に履けるシューズとして、長年愛用してきました。

ちょうどそろそろ替え時かなと思っているところでしたので、「感染予防」という目的も兼ねて新しい物を購入しました。

以前使用していたものはかかとの紐の長さ以外のサイズ調整がでいなかったのですが、上記のナースシューズの型番「BB5303」は足の甲のバンドがマジックテープになっており、サイズ調整することができます。かかとに引っ掛けるベルトもサイズ調整可能です。
※足の甲にある2本のバンドのうち、つま先側の1本は固定されています。

まさに私が入院中に求めているサイズ調整可能なナースシューズです。

色は、黒と白の2色があります。黒はしまって見えるし、白は清潔感があってどちらも素敵です。

実際のはき心地は、以下のようにクッション性に優れ、快適に歩行することができます

足裏をソフトに支える快適設定インソール

  • フィンガーパッド(つま先)
  • 中足骨パッド(土踏まず)
  • ヒールパッド(かかと)

また、足を包み込むような履き心地を実現しています。

さらに、かかとに引っ掛けるバンドのストラップ部分にはゴム素材が使用されているため、そのバンドに手の指を引っ掛けて少し引っ張るだけで、簡単に脱ぎ履きすることができるうえに、締め付けられて靴擦れになるということがないので安心して履くことができます。

入院中でもそうでなくても、1足は持っておきたいお気に入りの履物です!

ほんわか可愛い夫婦の話

ここからは、完全に余談です^^

私が入院している時、隣のベットにご年配の女性が入院されるということで、ご夫婦で病室に入ってこられました。

旦那様が必要なもの一式を揃えて病院に届けてくれるようで、「滑らない靴」の件も話題にあがっていたのでしょうね。

しばらく時間が経過して旦那様が戻ってこられると、喧嘩が始まってしまいました。

ご婦人「靴が全然滑らないじゃない!見て、ほら、ほら!これじゃ歩く時に引っかかって転ぶわよ!」

旦那様「滑らない靴って言ったから(汗)」

Σ('ω'ノ)ノ!エッ

滑らない靴が

滑らなさすぎ!?

よ、よくできている商品じゃないですか!笑

なんか面白いなぁ〜o(>ω<*)o笑。あ、お腹痛い!汗 この後もしばらく"滑らなさすぎる靴"で揉めていたのですが、ボケとツッコミが良い具合にマッチしていて、コントのようで笑いが止まらなくなってしまいました。

私は開腹手術直後でICUからまさに出た日だったため、お腹が痛くて笑うことはできるだけ避けたかったのですが、こういう時に限って笑わざるを得ない状況になったりするのですね(笑)

コントの中にも愛が溢れた会話(喧嘩!?)で、痛むお腹を抑えながら、ほっこりした時間を過ごすことができてこのご夫婦には感謝です。

でも、旦那様にしたら、一生懸命探してきて滑らない靴を買ったのに、怒られてしまってちょっと気の毒ですね。

パンジーのナースシューズはほどよい滑りにくさなので、もし購入前にお喋りができていたら教えてあげたかったー(>ω<)ノ"

まとめ

いかがでしたでしょうか。滑りにくい靴といっても何を買ったら良いか迷っている方は、ぜひパンジーのナースシューズをお試しください。想像以上の快適な履き心地にこれ以降、何度も購入してしまうかもしれませんよ。

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